たえのは!多摩映画好き仲間

金曜日, 3月 03, 2006

六ヶ所村ラプソディー

鎌仲ひとみ監督の新作ドキュメンタリー映画『六ヶ所村ラプソディー』が遂に完成しました。
2004年4月から六ヶ所村を中心に取材を開始、昨年10月のイギリスロケを挟み、33ヶ月に渡る撮影も昨年12月には無事クランクアップ。
平行して行われていた編集作業をこの2月に終え、最後に音楽とナレーションを入れ完成しました。
完成直後の話題作を三多摩地区では初めて特別上映します。

『六ヶ所村ラプソディー』あらすじ
2004年、六ヶ所村に原発で使った燃料からプルトニウムを取り出す再処理工場が完成した。この工場の風下には豊かな農業地帯が広がっている。菊川さんは12年前からチューリップ祭りを開催し、再処理計画に反対し、くらしに根ざした運動を実践している。隣接した村々で農業を営む人々、特に有機や無農薬で安心、安全な作物を作ってきた農家もまたこの計画を止めたいと活動している。一方、六ヶ所村の漁村、泊では職を失った漁師の雇用問題が深刻だ。村はすでに再処理を受け入れ、経済的にも雇用の面でも必要だという考えが行き渡っている。2005年、イギリスの再処理工場で事故が起きた。取材で見えてきたのは事故の影響よりも、44年間日常的に放出されてきた放射性物質の行方だった。圧倒的な力と経済力に、普通の人々はどうやって立ち向かっていけばいいのだろうか。その取り組みを、人々の営みをそしてそれぞれの選択を見つめてゆく。

2006 EARTH VISION 多摩~自然との共生~
第14回地球環境映像祭 特別上映会
特別招待作品「六ヶ所村ラプソディー」
3月21日(火・祝)  パルテノン多摩
http://taenoha.com/ev